by 渡辺天和斎 Information
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2004年 08月 20日
注:大神至上主義な感想なので、内容に偏りがあります。
毎度おなじみ掃除人広井+親方の前説。 千秋楽では田中先生とベロムーチョ武田さんが出てきた。「広井さんが会場入りに間に合わなかった」という設定で、スタッフ全員が武田さん一人に対してついたうそのようで。武田さん、おつかれさま。 物語は金田先生とかえでさんが台本を持ち帰るところから始まり、警官と桃栗小僧の捕り物劇へ。 月を背に啖呵を切る桃栗小僧、なかなかきまっている。「アラビアのバラ」のときも感じたが、横山智佐さんはこんな元気で蓮っ葉な役の方が似合っているような気がする。 場面は変わって劇場。稽古をしているときに山田警部と川岡刑事がやってきて、さくらを連れ去っていく。ここの一連のやりとりで、大神さんが支配人として一歩成長したことを感じた。ただし、かえでさんにはまだまだと思われているようだし、18日の公演では身長ネタで山田警部にからかわれていたけど。 そしてお待ちかね、カンナの妄想。 今回は「アイリスのたいそうかわいい体操」。去年のヨーデルレニといい、今年のアイリスのブルマ姿といい、何か狙ってない? 18日の公演ではじゃんけん体操、千秋楽では見事な人間ピラミッドを見せてくれた。 警察に連れ去られたさくらを救うために「光武で乗り込む」と息巻くカンナ。マリアがなだめようとするけど紅蘭や織姫を巻き込んで暴動になりかける。そこへ、「警察と戦うんじゃなくて、真犯人をつかまえるんだ」と大神さんの鶴の一声で方針決定。 カンナはとにかく足で情報を探しに、マリアとレニは裏社会の情報を聞き込みに、織姫と紅蘭は情報を握っている身近な人の力を借りに、それぞれ出かける。アイリスはお留守番。大神さん、確実に頼れる隊長に成長している。 その頃さくらは警察で事情聴取の最中。 ここで歌「わたしはいま……」。 この歌を歌わせたくてこういう台本にしたのか、この台本からこの歌が生まれたのか。歌はいいけど、どちらにしても、ちょっと不自然な気がした。 裏社会の酒場に乗り込んだマリアとレニはダンディのボスから桃栗小僧の居場所を聞こうとする。裏社会の掟を破るわけにはいかないとダンディは拒むが、マリアとレニがそれを説得。ダンディは掟を破ってマリアに桃栗小僧の居場所を告げる。 ここはちょっと「あれ?」と感じた。マリアはもともとNYの裏社会にいたから、その辺の事情に通じているはず。裏社会の掟にこだわるダンディの態度を「くだらない」と吐き捨てることはできないのでは。もっとうまい方法はなかったの? 一方、織姫と紅蘭は薔薇組の地下基地へ。 歌謡ショウで言っても仕方ないことだが、言ってみる。 情報といえば月組だろう! 大冒険の末にたどり着いた薔薇組の地下基地。琴音は元陸軍情報将校としての能力を遺憾なく発揮し、桃栗小僧の居場所を絞り込む。薔薇組のかっこいいところがかいま見られた場面。 それよりも菊乃丞のパンツが見えたことのほうが気になったのは内緒。 ダンディと薔薇組、二つのソースからの情報を総合し、場所を特定できた花組は、「にこにこ石鹸工場」へと乗り込む。 おなじみの口上のあと、乱闘シーンへ。ここでもやっぱり織姫とアイリスのパンツが見えるんじゃないかと気になってしょうがなかった。 出来上がった台本を届けにきた金田先生が、花組がいないことに驚く。「みんなで石鹸を買いに……」とごまかす大神さん。金田先生は日本語の音に関する講釈をたれ始める。 ここで、「ア」音だけを使った文を披露するのだが、文例は毎回違うようで、大神さんは毎回たじたじ。「金田先生、気分でセリフ変えないでください!」 ーー知る人ぞ知る、「アドリブに弱い陶山くん」ネタ。 千秋楽では舞台上でビールを飲まされた大神さん。これがあとで大変なことに……。 そして桃栗小僧は警察に自首し、さくらは自由の身に。 第1幕を締めくくる歌は「銀座行進曲」。ひさびさにサクラらしい曲と、ミュージカルっぽい演出。こういうのって、いいね。
by tenhosai-north
| 2004-08-20 14:54
| サクラ語り
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