by 渡辺天和斎 Information
■Web拍手■ いいな、と思ったら。または、一言メッセージ用にどうぞ ■書いてる人■ 渡辺天和斎 兵庫県出身・栃木県在住 メールはこちらから メールフォーム ■管理人別館■ サクラ大戦ファンサイト 北大通り工房 Tumblr kitaodori.comBackyard kitaodori.com書籍部 kitaodori.com軍事部 kitaodori.com出張所 SNS Twitte @tenhosair pixiv ID tenhosai 検索
カテゴリ
全体 作品の扱いについて 絵あり(サクラ) 絵あり(その他) 20分即興文 サクラ語り 十二国記語り ドラクエ語り その他レビュー 創作メモ 作詞・短歌 栃木ネタ 旅(軍事系) 旅(その他) プレイ日記 お知らせ 同人誌頒布 未分類 最新の記事
記事ランキング
以前の記事
2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2015年 08月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 more... その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
2004年 11月 30日
昭和15年の警視庁保安課を舞台に、喜劇の台本をめぐって繰り広げられる検閲官と劇作家の戦いの物語。この映画のストーリーを一言で言うならそんな感じ。
たとえ…… 三谷幸喜脚本だということを知らなくても 十分楽しめる映画だ。劇場内の観客で、このことを全く知らなかったのはたぶんわたしだけだろう。見終わったあとでめちゃくちゃバカにされた。多少弁解じみたことを言うなら、原作が密室劇の二人芝居だということは知っていたので、それで2時間の長尺に堪えられるかは心配だった。 結論から言うと、それは全くの杞憂だった。検閲官と劇作家のやりとりが延々続くだけなのに、手に汗握って画面に見入っていた。どんでん返しの展開がいくつも用意されていて(それが三谷幸喜の作風らしいが)、これまで見たどの映画よりもハラハラさせられた。 わたしがこの映画を見る動機になった、当時の時代風俗もたっぷり含まれている。その空気を吸いたいという欲求も十分満たしてくれた。 では、ストーリーばれは避ける方向で ・最初に劇作家の椿一(稲垣吾郎)が持って行った台本のタイトルは「ジュリオとロミエット」。 ・それが「金色夜叉」風に書き換えられる……愛はダイヤ? ・横浜開港記念館(大帝国劇場のモデルとなった建物)でもロケが行われた ・椿一=加山、検閲官向坂睦男(役所広司)=大神って感じ。 ・エンドクレジットで使われているポスターの絵柄は、当時のものをそのまま再現 ・浅草の小劇場を中心に、当時の演劇事情が伺える ・パンフレットでは帝劇も含めた戦前の演劇事情をしっかりおさらいできる ・物書きと批評を経験した人は、問答無用でダメ出しの辛さを追体験できる サクラファンなら見てソンはない。
by tenhosai-north
| 2004-11-30 10:44
| その他レビュー
|
ファン申請 |
||