by 渡辺天和斎 Information
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2010年 03月 13日
3月6日に厚生年金会館で行われた、帝都ライブ2010のレポートをお送りします。
パンフレットに記載された一幕・二幕のセットリストをもとに、特に印象に残った部分をピックアップして、感想を添えていきます。 第一幕 モダンセレクション ■セットリスト■ 1 ゲキテイ!(帝都花組) 2 キネマ行進曲(すみれ・カンナ) 3 希望(アイリス・レニ) 4 下町ラプソディー(さくら・紅蘭) 5 わたしの青空(かえで) 6 春風の恋歌(マリア・レニ) 7 甲板フラフラ(大神・大河) 8 いま嫁ぐ日に(さくら・マリア・帝都花組) 9 美しきものたちよ(薔薇組) 10 モダンガールズ&ボーイズ&ギャング 11 めぐりあう時(大神・大河) 12 夢見ていよう(さくら・マリア・帝都花組) 第1幕の「モダンセレクション」は、太正という時代の空気じてもらうための選曲。 帝劇三人娘による前説から、ぐっと太正浪漫の世界に引き込まれます。 最初にも最後にも、公演を締める「ゲキテイ!」。 最初のゲキテイ!では、かえでさんの軍服姿に釘付けでした。タイトスカートの大胆なスリットが……。 かえでさんが歌う「わたしの青空」。 もとはあやめさんの曲だったと思うと切ないですね。なんとなく、かえでさんがあやめさんを想って歌った曲なんじゃないかという気がしました。 隊長コンビの新曲「めぐりあう時」。 聞いてみての第一印象が、Kinki-kidsっぽい? たぶん、大河の声質がそれっぽいからかと。 それはそうと、「甲板フラフラ」より、「見よ暁に!」をデュエットしてほしかったんですが。 「夢見ていよう」に向かうMCでは、かなり無理のある大神礼賛になっていたのですが(苦笑)、こんなセリフに心奪われました。 「みんなで見る夢は大きなパワーとなって、より現実へと近づいていく」 サクラ大戦では夢や希望を持つこと、それを言葉にすることの大切さを、ことあるごとに語ってきたと思うのですが、その根本思想が端的な言葉に表れたなー、と思いました。 また、ボーナストラックとして、さくらによる「さくら前線」も歌われました。 この曲に限らず、さくらのソロ曲を聞くと、「サクラ大戦の舞台はさくらあってのものだったんだな〜」という思いを新たにしました。 幕間 3分間ショッピング 幕間の3分間ショッピングは、紅蘭・さくら・大河の3人。 大河のなじみっぷりが、ほんとにハンパなかったです。そつがないというか。 でも、大河ってそういうキャラな気がします。一見頼りなさそうだけど、どんな環境にでもちゃっかりなじんでしまうというか。意外と器用な子。 第2幕 歌謡ショウメモリアルセレクション ■セットリスト■ 13 いざ立ち上がれ(さくら「アラビアのバラ」) 14 心は砂漠のように(レニ「アラビアのバラ」) 15 この書物は(紅蘭「海神別荘」) 16 仮面舞踏会(すみれ「新・愛ゆえに」) 17 伏姫祈願(かえで「新編 八犬伝」) 18 海賊稼業(カンナ「新宝島」) 19 勇気リンリン(アイリス・西村・ベロ「新宝島」) 20 悪徳の花びら(マリア「新西遊記」) 21 恋の発車オーライ!(三人娘) 22 檄! 帝 〜最終章〜(大神・帝都花組・巴里花組) 23 君よ花よ(大神・帝都花組・巴里花組) 24 夢の続き(帝都花組) アンコール ゲキテイ(全員) 第2幕「歌謡ショウメモリアルセレクション」は、10回の歌謡ショウの中から、選りすぐりの劇中劇歌を当時の衣装で歌いました。 劇中劇歌を通しで何曲も聞いて感じたのは、配役と曲づくりが、本当に役者さんの声質を考えて行われているということ。これは、過去のインタビュー記事などで田中先生が何度かおっしゃっていることですが、本当にその通り。でも、それ以上に難しい役や歌でもやり遂げる役者さんのポテンシャルの大きさにもよっているのかもなー……とも思ったり。 そして、第2幕で特筆すべきは、なんといっても「サクラ大戦4」のOPをそのままに再現した、「檄! 帝 〜最終章〜」と「君よ花よ」。 帝都花組と巴里花組が揃いのレビュー服を着て同じ舞台に立っているだけでも贅沢なのに、真ん中には白いタキシード姿の大神さん……! ここ数年、大神さんを見る目がすっかりグラン・マ目線になってた私も、花組目線で2をプレイしてた20代前半に戻ってときめいてしまいました。 それにしても、「君よ花よ」って、すごく別れを意識させる歌ですよね。 途中、花組の真ん中で歌っていた大神さんが、その輪から離れて舞台の隅に退くんですが。 ぽっかり空いた真ん中と、花組が大神さんへの思いを過去形で歌う歌詞に、すごく不吉な想像をしてしまいました。 「この歌は、華撃団を去った大神さんを偲ぶ歌なのではないか」と。 そのとき、直感的に思ったのは彼の死でした。広井さんの考え次第では、そうなる可能性もゼロではなかったことを思うと……。 だから、その次の「夢の続き」の、「さよならは言わないのまた会えるから」という歌詞が心にしみました。 その後の挨拶でも、さくらがその歌詞を引いて、次への希望を語ってくれたのが本当にうれしかった。 歌をめいっぱいに詰め込んだ構成で、あっという間の2時間半でした。 厚生年金会館という大舞台のフィナーレを飾るにふさわしい、本当にすてきなショウでした。
by tenhosai-north
| 2010-03-13 18:55
| サクラ語り
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