by 渡辺天和斎 Information
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2010年 04月 23日
物語を絵で表現する手段の、ひとつの究極形が動画。
絵描きの方で、自分の絵が動画になったらいいのに……と夢見たことのある方は多いと思います。 しかし、動画を作るのは大変、作ってもらうのはもっと大変。 そんなわけで、一人で作れる範囲で、WEB上での絵による物語表現の可能性を考えてみようというのが本記事の趣旨です。 表現が動画から遠く、ハードルの低そうな順に考えてみました。 ■絵本〜絵物語■ 絵双紙の昔からある、一つの画面に絵と文章を書き込む表現方法です。 レイアウトで大きく分けると2種類あって、画面に文章が入り込んでいるタイプと、画面と文章エリアがはっきり分かれているタイプがありますね。 この表現は、ルーツがルーツなので書籍との親和性が高いです。 画像ではあるので、WEBでもやれないことはないですが、似た形式でもっとWEBに親和性の高い表現方法がありそうです(後述)。 ■マンガ■ 長さは1コマ〜長編ストーリーまで、内容は文章・絵どちらかで表現できるものなら何でも。非常に柔軟性に富んだ表現方法です。 ただ、その文法は意外と複雑で、コマ割なども考えてやろうとするとキリがないし、作画の作業は本当に大変。 今のところ、書籍での展開を前提にした表現の方が主流のようですが、ここ数年携帯で読むための新たな演出が発達してきていますす。 作品にもよりますが、後の単行本化を見越して、紙に出力できる形で描いたものをコマごとにデータ化し、スライドショー+動きによる演出を加えているようです。 携帯とPCの画面を単純に比較することはできませんが、WEBで物語を見せるやり方の一つとして、参考になるのではないでしょうか。 ■絵巻物■ 一枚の長い紙に、それぞれの場面をシームレスに描く形式。 巻き取り(スクロールさせ)ながら鑑賞するので、アニメの原始的な形態とも考えられています。 日本の絵巻物は右→左に進んでいく横スクロールタイプなので、そのままWEBに応用するのは難しいかも。 ■絵コンテ■ 本来は動画のアイデアスケッチであって、表現形式と言ってしまっていいかは微妙。 画面の様子・音声・動きによる演出を、時間を追って一覧表の形で見ることができます。制作現場に規定のフォーマットがあるので、形式に迷うことはあまりないでしょう。 目的上、それ自体を見せることはあまり想定されていませんが、人に伝えることを目的としているので、伝わりやすい表現方法の一つだと言えるでしょう。 WEBで展開すると、「自分の絵コンテを誰かが動画として完成させてくれた」という幸運に恵まれるかもしれません。 ■電脳紙芝居(ノベルゲーム風連作イラスト)■ これは完全に、WEBでの展開を想定した表現方法です。 電脳紙芝居、ノベルゲーム、AVG……呼び名はさまざまですが、コンピューターの画面に絵と文章が表示され、クリックすることで次のシーンに進むシステム全般をここで扱います。 その中で一番ハードルの低い表現方法が電脳紙芝居ではないでしょうか。 一つの画面に絵と文章をレイアウトし、クリックすると次のシーンに進めるという仕掛けです。 もちろん絵本的にクリックするたび新しい絵・新しいシーンでもいいんですが、セリフが変わるだけの差分でそれなりの枚数が稼げるのが制作者にとってのポイントでしょうか。 ある意味では、前項の絵コンテを形にしたものであるかもしれません。 ■GIFアニメ■ 前項のADV風連作CGが電脳紙芝居なら、GIFアニメはさしずめ電脳パラパラマンガ。 必要なコマ数だけ絵を描く根性さえあれば、どうにか一人でできると思います。 ■フラッシュ・ゲーム■ 動画配信サイトが出てくる前に全盛だった動画的表現ですね。有名なものとしては、「やわらか戦車」、「3歳シリーズ」などがあります。 ここまでいくと、フラッシュ専用の制作ソフトが必要だったり、何百枚も絵を描かなければならなくなるので、なかなか手が出せない領域だと思います。 仮に私がフラッシュを手がけるとしたら、音楽をどうするかで一番苦労しそうです。表現したいものにぴったりきて、かつ著作権問題でもめる心配のない素材がそうそうあるでなし、作曲〜音源化までやれるだけのリソースもない。 うん、もう一人でやる領域を越えてる。私には手が出せないわ。 いろいろ考えてみましたが、「一人でやる」ことにこだわらなければ、いろいろ未知の表現方法にもチャレンジできるかもしれないと思いました。 誰かと共同製作する、人を集めるということにはまた、それ自体の苦労があるにしても。
by tenhosai-north
| 2010-04-23 16:00
| 創作メモ
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