by 渡辺天和斎 Information
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2012年 03月 11日
遅ればせながら、2011年3月11日の東日本大震災におきまして、亡くなられた方の御霊が安らかならんことをお祈り申し上げます。
被災され、大切な方を亡くされた皆様、生活の基盤を失い苦しい状況にある皆様、復興や被災者支援に携わっておられる皆様、直接の被害はなくとも震災の影響に日々心を痛めておられる皆様ーーこの震災に何かを変えられてしまったすべての方が、再び心穏やかに生き生きと過ごせるようになることを、心からお祈り申し上げます。 震災以降、私の中では声が出なくなったみたいに何かが止まってました。 絵を描くこと、文章を書くこと、人と関わること。すべて怖くなって何もできずにいました。 それだけ震災で受けた傷が大きかったのだと思いますし、震災後のぴりぴりした空気の中での葛藤が大きかったのだとも思います。 「私にとっての」震災後の1年を振り返ると、ただひたすら感情に振り回された1年間でした。 プライバシーに配慮しつつ抽象的に表現すると、大震災という人間ひとりの大きさでは受け止めきれない力によって、心に蓋をしていた大きな石のようなものが力ずくで取り払われ。そこから全身を焼きつくすような激しい怒りだとか、胃の中に黒々と湧いては時折耐えきれずに噴き出し、すでに火のついた怒りに引火する憎悪とか、体内で荒れ狂う「ありとあらゆる人間の悪徳」に翻弄されるばかりの1年でした。それも、他人の悪意にとばっちりを受けるのではなく、全部自分の内面にあったものによって。 自分の中に、これほどまでに恐ろしい、どす黒い感情があったのかと、最初のうちはなかなか受け入れることができませんでした。 そうした己の醜さを見ることさえも嫌で、そのために、文章を書くことそのものが苦痛になっていきました。 これまでに、「思うように書けなくなった」という形では何度もスランプを経験し、その都度立ち上がってきましたが、今回ばかりは本当に筆を折ろうかと思いました。人を深く傷つけてまでここで何かを書いて、いったい何をどうしたかったのかと。 でも結局、「書くこと」に戻ってきてしまいました。そんな私の作品でも、待っていてくれる読者の信頼を裏切りたくはありませんでした。そうやって読者の顔色を伺って怯えることが、読者に対する不信のあらわれであることにも気付きました。それに何より、「書きたい。未完の作品を完成させたい」という本心からの欲求には逆らえませんでした。 そういう1年を経て、やっと、震災前の続きから生きることを再開できるようになった気がします。 ハードディスクの中身を整理していたところ、東日本大震災が起こったちょうどその日、地震が起こる前に書いた文章が出てきました。 当然ながら、本日分だけ内容は震災にはまったく関係ないのですが、当時の記憶を思い出す手がかりとして、本記事の最後に収録します。 これから3日にわたって、去年の震災直後・2週間後・3週間後に当時の心境を綴った文章を、順次お届けしていくことにします。 重苦しい文章が数日にわたって続くことになりますが、それは、当時の心境を振り返る余裕と、自分の弱さ醜さをさらけ出す勇気のあらわれであると受け止めてくだされば幸いです。 110311 20分でどのくらい書けるかってことでチャレンジしてみる。 某所で「文章を書くとき、手書きとPCを使い分ける基準って何ですかね?」ってきかれたので、それについて。 説明が面倒なのでPCと言っちゃったけど、今物書きのメイン道具はポメラ。起動が早くて単機能=ネットにつながらなくて持ち運びができるのが最強。一度に一つのことしかできないくせに気が散りやすいんで、ネットにつながらないことは特に重要だった。持ち運びできるからどこででも書けるというのも、集中できる環境に持ってけるってことで好都合。 手書きにはいろいろ試行錯誤の末、万年筆を使ってる。筆圧が強くて芯が折れたり疲れたりしやすいので、いろいろ試した結果万年筆に落ち着いた。とはいえ、ポメラのキーボードに比べれば圧倒的に疲れるのでそんなに大量には書けない。 携帯電話も文字入力の道具ではあるけど、私には合わなかったのでほとんど使わない。 ポメラ以前は、小説のプロットを携帯メールでPC宛に送るとか、そういう利用法を試みたことがあったんだけど、あまりにも効率が悪すぎてやめた。 遅くて遅くて話にならない。手書きより遅い。練習で早くなるかもしれないけどそこまでするメリットを感じなかったので、書く道具として使うことはあきらめた。 ポメラを買ってからはPCのキーボードで文章を書くこともほとんどなくなったな。ポメラで書いた文章の修正くらい。 理由は、前述したようにすぐネットにつながる状況だと気が散りやすいのと、キータッチの重さが負担になってきたから。ポメラの軽いキーボードに慣れると、一昔前の分厚いキーボード+キーボードカバーの感触がどうにも粘つく感じがして。 ただ、長年鍛えたことえりと、辞書登録数に限りのあるポメラのATOKでは、ことえりのほうが使いやすい。MacにもATOKがあるから、MacにATOK入れれば両者のずれが少なくなってより快適になるんだろうけど、最新バージョン入れるためにはOSからアップグレードせんならん。さすがにそこまでするほど、もうこっちで文章書かんしな〜、と思いながら放置中。 ATOK自体は優秀な変換ソフトだと思うんだけど、ポメラのATOKはユーザー辞書の登録数が最大で100しかないのが困る。新型では増えたんだろうか。 なんだかんだでポメラが快適なのは、ポメラで書いたブログの記事がいずれも2000字超の長文になってることからもわかるよね。長い文章書くの気持ちいいもん。 え? 読む方はたまったもんじゃないって? こりゃまた失礼いたしましたっと! タイマー見ながらきっちりここまで書ききったよ。
by tenhosai-north
| 2012-03-11 17:52
| 20分即興文
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