by 渡辺天和斎 Information
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2012年 08月 06日
使っていた万年筆が、ひどくインク漏れを起こすようになっていたので、栃木市の寺内萬年筆病院に修理をお願いしに行ってきました。
寺内萬年筆病院は、東京で同様の店舗を営んでいた先代の主人が戦争で栃木に疎開したときに開業した店なんだそうです。だからもう70年近い歴史があります。 それで前々から気になってはいたのですが、万年筆が壊れるなんてめったにないこと。ただ見たいだけで入るのもなんだしなぁ……と思っていたので、この状況は渡りに船。内心大喜びで行ってまいりました。 外観は、古びたタバコ屋さんのよう。 中に入ると、80過ぎぐらいのおばあちゃんが出てきました。 このおばあちゃんが万年筆を見るのですが、彼女の手つきは鮮やかで、キャップをはずしてペン先を水に漬けたり試し書きをしたりして、すぐに原因を突き止めてくれました。 原因は、カートリッジのインクが減ったことによる必然的な現象で、故障ではなかったそう。予備のカートリッジを2本ももらったのに、お代は結構とのこと。感激してお礼を言って病院を出ました。 この寺内萬年筆病院、サービスが細やかなのもよかったのですが、それ以上に、おばあちゃんの万年筆に対する愛情ある口ぶりが、とっても嬉しかった。なんだか、心がほんわかとあったかくなりました。 栃木に昔からこういう店があるのは、それだけの需要があったーー万年筆を日常使いする人々がそれだけいたってことなんですね。栃木の、文化的な豊かさをかいま見た経験でした。
by tenhosai-north
| 2012-08-06 07:03
| 栃木ネタ
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