by 渡辺天和斎 Information
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2007年 03月 15日
3/4、夜行バスでグロッキーになった体にむち打って、姫路城を見に行ってきました。 いやぁ、すごいですねえ大迫力ですねえ。 でもこのくらいの写真は、天守閣の真下にまで行かないと撮れません。 姫路駅に降り立つと、城までをまっすぐ結ぶ大手前通りの突き当たりに天守閣が見えますが、イメージよりだいぶ小さく感じるので「あれ?」と思われるかもしれません。 が、実際城まで歩いてみると、あまりのでかさに遠近感が狂わされてたことに気付かされます。姫路駅から姫路城まではけっこう遠いんです。道が広くてまっすぐで見通しがいいから、実際より近く、小さく見えるだけなんですね。 では、いよいよ城の中へ。 最初にあやまっとくと、城内が暗かったのと体力的に写真なんか撮ってる余裕がなかったのとで、城内の写真はほとんどありません。あのすごさは実際に行って体感してもらうしかないってことで。どーもすんません。 姫路城の入り口は大手門。 現在は大手門の前にこんな橋ができてます。「桜門橋」と言ったかな。今年できたばかりのようです。 ここからは、姫路城の見取り図を参考にしながら見ると分かりやすいです。 大手門から三の丸公園をすり抜けて、菱の門前の入場ゲートで券を買います。大人600円。 その直後にコインロッカーがあるので、荷物や上着はここに預けておくことをおすすめします。あとの写真でも説明しますが、階段が相当の急勾配なので、両手を空けた方がいいんですよ。 西の丸の庭園を抜けて、ワの門から長〜い廊下を通って西の丸長局へ。「百間廊下」の別名は誇張ではないようですね。その辺り、化粧櫓の手前までが家来の居住空間だったようです。 現代、公共の建物に必要なのは消火栓などの消防設備。 姫路城では景観に配慮して、木製となっております。表面を焼いててくれたらもっとよかったんだけど、消火設備は溶け込みすぎてもダメなんだろうな。 実は化粧櫓にたどり着くまでに写真を撮る気が失せてました。 その理由はこれ。城内の階段が全部こんな急勾配で、めちゃめちゃ怖いんですよ。 ここ以外でこんな急勾配の階段といえば、護衛艦のラッタルぐらいしか知りません。ラッタルは幅が狭くて両手で手すりをつかめますが、姫路城の階段は幅が広くて手すりがなかったりする場合もあり……。 昔の人はこんな階段を着物で昇降してたんですね。すごいなあ。 天守閣まで1時間半の道のりほぼすべてが、こんな階段を始終昇ったり下りたり。 「姫路城は日本一優雅なアスレチックコースだ」と思いました。若いうちに行っとかないとキツイですよ。 そうしてゼーハー言いながら階段を昇りきった暁には、このような景色が見えます。 天守閣頂上から見た姫路の町並み。お殿様が見てたであろう風景です。 写真はここまで。余裕なさ過ぎ(笑) 姫路城をより楽しみながら見るポイントは、物語と要塞としての機能性だと思いました。 姫路城にまつわる物語といえば、お菊井戸の「播州皿屋敷」が有名ですね。他にも宮本武蔵の妖怪退治、お夏と清十郎の悲恋物語など。 サクラファンとして押さえておきたいのは、泉鏡花の「天守物語」。小説「歌謡ショウ・前夜〜鏡花来訪〜」(文庫「サクラ大戦〜太正恋歌〜2」に収録)で取り上げられてますね。 要塞としての機能性は、城内の随所に解説があるので、普通に見学していても十分堪能できます。 まずはバーチャルツアーで、行った気分になってみては? 関連 世界遺産(世界文化遺産)姫路城(分かりやすい解説はこちら) 世界遺産国宝姫路城(バーチャルツアーはこちら)
by tenhosai-north
| 2007-03-15 09:47
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