by 渡辺天和斎 Information
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2004年 11月 01日
あとがき代わりに書いておきます。
サクラキャラの中では1.2を争う嫌われ者の天笠士郎。 帝国華撃団に深く関わる軍人(米田、あやめ、かえで、大神、加山、薔薇組)が軍人としては少数派に入るタイプの人間なのに対し、彼は当時の軍人の典型的なタイプとして立てられたキャラなのでしょう。 サクラ大戦辞書 天笠士郎 だいたいの基本データを。1894年12月28日生まれ。陸軍幼年学校からという筋金入りの陸軍軍人で、階級は少佐。1925年死亡。陸軍士官学校を首席で卒業したとも言われています。 紹介文では「天笠が主人公の話はまだない」と書きました。このことにおおむね間違いありませんが、太正維新を正面から題材に捉えた小説、「帝都の護り」がミュラー艦隊司令部に収録されています。長編のシリアス小説で、かなり読み応えがあります。天笠も重要な役所で、嫌われ者どころかかなりかっこいい活躍をしてます。私のお笑い作文とは大違い。 ちなみに、「帝国陸軍少佐・天笠士郎の日記」の元ネタは、「4コマ大戦」に収録した「それゆけ太正維新軍」という漫画です。漫画では「大神憎し」が高じた天笠が、いつも大神のことばかり考えている自分に気付く……というオチになっていました。それを発展させて、「敗戦大神シリーズ」にも使おうかと思っていましたが、さすがにこれは誰も読みたがらないだろうと思ってやめました。
by tenhosai-north
| 2004-11-01 23:47
| 創作メモ
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