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2005年 02月 08日
今回は珍しく、名作ミュージカルの映画化だとか、シャンデリアはスワロフスキー社の本物だとか、クリスティーヌが設定通り10代の女優で演じられてるとか、ある程度の基礎知識を持って鑑賞した。
だが、現在のシーンがモノクロ、回想シーンがカラーという分かりやすい構成に加え、要所要所で背景がしっかり語られているので、何も知らずに見ても充分楽しめる。 加えて、フルオーケストラによる厚みと迫力のある音楽と、オペラ座を一から作り直したのではないかというほど贅沢かつ緻密に作り込まれた美術と、そこで舞い踊るにふさわしい絢爛たる衣装……と、巨費を投じられる大作映画らしい豪華な演出で、目と耳の保養にはもってこいだ。映像と音楽のゴージャスさがこの映画の大きな魅力なので、これはぜひ劇場で見てほしい。 ファントム、クリスティーヌ、ラウルを演じた3人の歌唱力と色気も、とてもぞくぞくした。「ハンニバル」の時の、清楚なお姫様という感じだったクリスティーヌが、「勝利のドン・ファン」でファントムとデュエットを演じたときには同一人物とは思えないほどの色香を醸し出している。ファントムがクリスティーヌを隠れ家に招き入れたシーンも、幻想的で美しい中ににじみ出る、ファントムの狂気と頽廃にぞくぞくさせられた。ラウルがクリスティーヌにプロポーズするシーンも女の子なら憧れそうなロマンチックなものだ。これらを支えているのが3人の歌唱力だと思う。これらのシーンは歌でなくセリフで展開していたら陳腐なものになるし、歌にしても歌唱力が伴わなかったら悲惨なものだ。その点では成功したキャスティングだと思う。 他にはこんな感想が 映画公式サイト 残念だったのは、クリスティーヌの言動に共感が持てなかったことだ。 ファントムを亡き父が遣わした音楽の天使だと無邪気に信じていたり、ラウルと食事の約束をしていながら初めて姿を現したファントムにフラフラついて行ったり、ラストではっきりラウルを選んでいながらファントムにキスをしたり……。ファントムとラウルの間で揺れるという設定だから、ある程度は仕方ないとは思うが、一つの行動を選ぶときに葛藤らしい葛藤をしていないように見えるのだ。その場の気分で流されているような、何とも地に足のついていない印象が拭えなかった。もう少ししっかり悩ませてほしかった。 もう一つは、 先にあげた項目とも関連するが、クリスティーヌが初めてファントムの隠れ家を訪れたシーンに関して。公式サイトやパンフレットでは、「連れ去られた」と紹介されているが、あの場面はどう見てもクリスティーヌが自分からついて行っている。どうしてもこの解説だけは納得できなかった。 ■
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by tenhosai-north
| 2005-02-08 21:44
| その他レビュー
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