by 渡辺天和斎 Information
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2006年 01月 07日
今回は1/4昼、1/6夜の公演に行ってまいりました。
舞台の内容そのものに関しては、ほかのサクラサイトさんが詳細に書いてくれるだろうと思うので、感想というか印象というか、そういう雑多なものになるかと思われます。 私が書きますので、当然大神一郎至上主義であり、なおかつ苦言も呈したりします。大神至上主義部分はともかく、「批判など論外」というスタンスの方にはおすすめしかねます。OK? えー、いきなりでなんですが、開場前からケチの付き始め。 毎回青山劇場で公演があるたびに思うのですが、列の整理誘導には大いに改善の余地があります。どちらが当日券で、どちらが券のある人の列か、開場の1時間前には先頭でも告知してほしいものです(恐らく最後尾ではやっていたのでしょうが)。 そうそう、開場前の挨拶は、4日が親方、ダンディ団の武田さん、西村さん、若旦那とあと二人。6日が親方、ダンディ団の2人、川岡刑事、インケツの政さん、優作さん、若旦那でした。みんな舞台では大きく見えるのですが、意外に小柄だったのが印象的でした。 今回はそんな感じで、劇場スタッフの動きにも注目していました。列を整理する人、切符を売る人、モギリの人、物販の人、ドリンクバー、クローク、入り口で誘導する人、警備員……舞台作りに直接関わる部署を除いても、これだけの人が劇場で働いているわけです。帝劇だったら月組の仕事なのかなあ、などと考えていました。 そう、今回の舞台、「月組」がキーワードです。その話はあとで。 開場前と休憩時間中はコスプレ観察。寒いのと着替え場所確保の難しさで、夏よりはだいぶ少ないです。 印象に残ったのは軍服の大神さん、加山、推定年齢6歳のチビ大神さん、S沼さんよりもリアルな男子新次郎……と見事に男ばかり。それが天和斎スタンダード(謎)。特に、男子新次郎は体格といい年齢といい顔立ちといい、本当にイメージ通りでした。可愛い! 新次郎コスは女性が多く、そのほうがより新次郎らしいので、男子かつ可愛い新次郎は本当に貴重です。 物販には行きませんでした。今回は手頃な値段で引かれるものがなくて。1000円前後のものをもうちょっと充実させてほしかったです。つか、普通にステーショナリー系って出せないの? さて、ここからは舞台の話。4日と6日の違いを念頭に置いて進めます。 オープニングの祭太鼓に続いて、第1幕の冒頭は隅田川沿いのそば屋の屋台。 「火の用〜心」と歩き回っている見回りの人が、実は月組の隊員。大神司令に報告をするために来てたんですね。すっと跪いて呼びかけます。「大神様」 お、大神様……! 何と甘美な響きでしょう。月組隊員のかしずきっぷりと言ったらもう犬です。花組は大神様の家族、月組は大神様の犬です。隊長からして犬ですから。 いつもの人のいいモギリの兄ちゃんではなく、黒スーツに颯爽と身を包んだ大神司令です。夏の公演から大神さんの声が低く押し込めたようになって、それがまたセクシー。 ところがこの月組隊員、実は幻夜斎に乗り移られていたんです。ドスを持って大神さんに襲いかかります。緊迫感あふれるシーンですが、そんなときに私が考えていたことは…… (隊長じゃないけど)月花ーー!!! 乗り移らずにいっそ実体で幻夜斎×大神ーーー!!! などと腐りきったものでした。 歌謡ショウ10年目にして初めて、月組の存在が明らかになりました。これはあれですかね、夏の歌謡ショウファイナルに向けての伏線ですか!? 加山の出演を期待しちゃっていいですか? 確かに中の人は大変な人気なので、1カ月も拘束するのは不可能かもしれません。ゲスト出演でも、いっそ映像出演でもいいので……と無駄な念を発しておきます。 4日と6日で違っていたのが、川岡刑事の登場シーン。ギャグのすべり方が、だんだん派手になってきています。 夏に続いて、大神さんの司令っぷりが最高でした。かえでさんにまで「支配人」と呼ばれ、作戦指揮をてきぱきととっています。今まで、歌謡ショウの第1幕で事件が起こったら、花組が血気に走ってああする! こうする! と騒ぎ立てるのを、ただ黙って後押ししてた大神さんが……偉くなったものです。大神司令最高。 霊体だけの存在である幻夜斎を封印できるのはさくらの「破邪封印」だけだというので、大神さんはさくらにだけ別の指示を与えます。 「アイリスを襲うやつは、誰であっても斬れ! ……これは命令だ」 かかか、かっこいいいーーー! 軍人だ! 軍人大神だ! こんな大神さんが見たかった。王子様ありがとう! 軍服着てたらなお良かったけど。 あんたそのあとかえでさん斬れなかったじゃんよ、というツッコミは無視します。 第1幕のフィナーレは「夢の続き」。大神さんも歌います。 足元に気を遣いながらのラインダンスが初々しくて可愛かった……! 第2幕は大喜利と妄想3分間ショッピングと花組ヒットパレードという構成です。 第1幕では、夏に続いて強くてかっこいい大神司令の姿を拝めたわけですが、第2幕ではゲームで散々語られながら、歌謡ショウでは表に出なかったもう一つの側面が見られます。大神一郎と言えば、帝都巴里13人の花組、隊長からして盲目愛の月組、その他甥っ子からおじさま方まで、天下無双のモテモテ君じゃないですか。 大喜利では信じられないほどモテてました。 座布団10枚の賞品が、 大神さんのエスコート付きサクラカフェ一日食べ放題券! 二次創作でおなじみの、あの夢の賞品がオフィシャルでも! それは私も欲しいです。終劇後、隣のMさんと一緒に「関西人としてのお笑いセンスを二人で発揮すれば、きっと私らも10枚いけるよ」と虚しい相談をしてました。あと、「あ〜ん」とかやってもらえるのかなとか、「テイクアウトOK?」とか、カンナの下ネタよりも過激な妄想もしてました。 ちなみに、それは5日にアイリスがゲットしたとのことで、6日の賞品は「幻夜斎が案内する地獄巡り温泉ツアー」でした。それはそれで欲しいかも。 自己紹介の挨拶も、4日と6日で違っていました。 4日は、それぞれの国でのお正月について。 さくらがカレイを食べる仙台のお正月を話題に出して、「大神さんをあたしだけのカレイ(彼)にしたい」と言い出しました。かと思えば、アイリスが王様のお菓子を食べるフランスのお正月で、「お兄ちゃんが王様で、アイリスがお妃様!」と対抗。こんなところまでゲーム通りなんだ……。 そして大神さんのお正月は、なんと艦の上でのお正月。 「海軍の演習航海で年を越すこともあって、加山が『海はいいなぁ〜』とギターを弾くのに合わせて、俺も『海はいいなぁ〜』って歌ったんだ。でも今は違います。今は『花組はいいなぁ〜』、大神一郎です」(うろ覚え) 加山との思い出を楽しそうにのろける大神さん。 まさしくSweet Memoriesです(さりげなく宣伝)。のろけたつもりなどない素なのか、それとも夫婦の余裕なのか? 6日の挨拶は、光武の色に絡めた挨拶でした。 さくらがまたやってくれました。 「早く大神さんと桃色の生活を送りたい」 さくらの光武は桜色です。そこを敢えて桃色です。ピンクです。大神さんとピンクな生活……当然アダルトな妄想が私の頭の中にも……。 大神さんは「白」に絡めて「頭が真っ白」と。加山のスーツの色を期待してたんだけどなあ。 お題も4日と6日で違っていました。 4日が、 「サクラに関するいろいろなことを、カタカナ4文字で表現しよう」 「花組の弟子に、師弟関係が分かるような芸名を付けよう」 「サクラに関するいろいろなことを、数字の語呂合わせで表現しよう」でした。 6日が、 「サクラにちなんだ韓流ならぬ○○流を考えよう」 「サクラに関する『想定内』と『想定外』とは?」 「サクラのあれこれを象徴する一文字(漢字に限らず)を考えよう」でした。 印象に残った答えをいくつか。 カンナは一貫して下ネタ路線でした。「Maria Tachimara」とか、かなりギリギリ。どこかで指導が入ったのでしょうか、6日はちょっとトーンダウンしてましたが。 そして、さくら、アイリス、マリアのお題に名を借りた大神さんへの告白合戦。「お兄ちゃんのことです。11041(愛しい)」、「大神さんのことです。315(最高)」。「雪月花を愛でる……風流。隊長、お一ついかがです?(杯を傾ける)」などなど。大神さん、これまでの人生の中で一番モテてます。 かと思えば、さくらが「大神さんがエッチなのは想定内。甥っ子もエッチなのは想定外でした」とか、「大神さんと甥っ子です。H」などと、彼らの素行を責めてました。さくらくん、新次郎と何かあったのかなあ。やっぱり初対面のときに「そんなことより、貴女のことが知りたいです」とか言われたんでしょうか。 「妄想3分間ショッピング」は、紅蘭とカンナをナビゲート役に、これまでの「カンナの妄想」をおさらい。 ここでカンナの、意外と乙女な部分が明らかになります。「3分間ショッピングに出たかった」と大はしゃぎのカンナ。その理由は、紅蘭、さくら、アイリス。可愛い系の子ばかり出てて、自分もその仲間入りができるのが嬉しいとのこと。また、「妄想」というのも気に入らなかったようです。辞書でその意味を調べてみて、「みだらな想像」とあるのが嫌だとか。だから、「妄想」改め「乙女の夢」にしてくれと大道具さんに訴えてました。夏が楽しみですね。 「花組ヒットパレード」では、大神さんが紅蘭と「スター輝く星」を歌ってました。後ろで華やかに舞い踊るスターたちの中に、約一名スターでない人(かえでさん)がいたのが気になりました。この歌の時の大神さんは愛らしくて、スターというよりはアイドルでした。 ほかの人たちもみんな歌がうまくて、歌や声の持つ力というものを改めて認識しました。カンナの「島風」とか、レニの「素晴らしき舞台」とか、生で聞くと鳥肌ものです。全身から出る「気」が、どーんとぶつかってくるような感動でした。 あと、第2幕のどこかで幕間にサブキャラ漫才がありました。 4日はダンディ団の西村さんと武田さんで、「これからこういう形式で日替わりにやる」という説明っぽいトークでした。 6日はダンディ団の西村さんと優作さんで「ハードボイルド漫才」。これが、単品の漫才としても完成されたものだったのに驚きました。この二人、お笑い芸人としてもやっていけそうです。西村さんのヤクザらしいツッコミが面白かったです。 これはぜひ、全部の組合わせを見てみたい! DVD購入決定です(そこでかよ)。 だいぶ長くなりました。もう少しだけお付き合いを。 大神さん以外で印象に残ったのは、すみれとアイリスでした。 すみれがすごく優しくなってました。神崎家の別荘でのシーンで、皿を割ってしまったカンナを寛大に許し、メイドにはそのことを「わたくしがやった」と伝え、劇場が休みで無給の親方にさりげなくお金を援助し……と、優しさ全開でした。もちろんすみれは陰で努力の人であり、帝劇を思う気持ちが人一倍強く、本当は優しい人なのも分かりきったことなのですが。でも今までこういう描き方をされたことがあまりなかったので、とても新鮮でした。 そしてアイリスがとてもけなげでした。花組がピンチに陥ったところでアイリスが花組に対する思いを語るシーンがあり、その台詞が涙ものでした。アイリスが花組を愛していて、花組のために役に立ちたいと頑張ってきたこと。その時のアイリスは、本当に泣いているように見えました。 今回もいい舞台でした。花組の舞台は10年で終わりということを前々から覚悟していて、それについては自分で納得したつもりでいたけど、今になって寂しさが押し寄せてくるようです。 あと1回しかないけど、この奇跡のような舞台は一人でも多くの人に見てもらいたいと心から思いました。
by tenhosai-north
| 2006-01-07 11:37
| サクラ語り
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