by 渡辺天和斎 Information
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2006年 10月 28日
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The making of 「摩天楼のシンデレラ」 1 The making of 「摩天楼のシンデレラ」 2 The making of 「摩天楼のシンデレラ」 3 同人誌制作過程記録の最終回です。 7 印刷所、仕様の最終決定 納期と料金から、最終的に本の仕様を『A5、28P、表紙1色』、 入稿形式はすべてアナログ原稿、 印刷所は結局昔からお世話になっているところに決めました。資料請求で3000円近い切手代を使ったのがほとんど無駄になったような……。 これで挿絵描きの実質的な作業にかかれます。 8 挿絵の構図決定 挿絵自体は全工程でComic Studioを使って描きますが、構図は紙にアイデアスケッチを描いて考えます。ペンタブでの描画では視点を動かしづらく、全体のバランスを見ながら描くのにはアナログの方が向いているからです。 この時点で、作業時間を考慮した構図を工夫します。今回は作業時間もComic Studioの技量も足りないので、構図をかなり簡略化しました。 9 挿絵の実作業 挿絵は下描きからComic Studioで作業します。アナログで描きなれた方だと、ペン入れまでアナログで行い、仕上げだけデジタルというのが速そうです。 Comic Studioの使い方で、私が工夫したのはペン入れの段階です。ペンタブに慣れた手にはつけペン系のツールはかなりくせがあるように感じられますから、0.3ミリのマジックツールを使って、線を重ねることで強弱をつけていきます。Photoshopで描くときと同じ方法です。線の「抜き」は、目立つ部分だけ0.1ミリの消しゴムツールで削って作ります。 10 データ出力、編集 全部アナログで入稿するので、データをプリンタで紙に出力し、原稿用紙に貼り込みます。張り込みには、ペーパーセメントという紙用の接着剤を使います。紙が反ったりぼこぼこにならないのが印刷向きです。 今回はいろいろ事情があって、全工程デジタルで作業したのにこんな回りくどい工程を挟みましたが、データ入稿するならここでCD-ROMに焼いて終わりです。 11 入稿完了! おつかれさまでした 印刷所の申し込み用紙に必要事項を記入し、曲がったり濡れたりしないよう厳重に荷造りして宅配便で印刷所に送ります。
by tenhosai-north
| 2006-10-28 20:03
| 創作メモ
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